宮澤良平

2022年5月20日

メガネフレームの定期メンテナンス

メガネフレームはぶつかったり、落としたりしていなくても、日々の掛け外しでネジの緩みや変形等が発生します。

また、汗や雨、化粧品、食品などの様々な液体の付着により、ネジの軋み、劣化や変色などが起こります。

◆各種ネジの緩み、軋み

ネジは緩むだけでなく、軋んでしまう場合もあります。

ネジの軋みは雨や汗、皮脂、化粧品、ほこり等が隙間に入り込んだことが主な原因で、ネジが錆びてしまったり、中で折れてしまったりする場合もあります。

※ネジが使われてないフレームもあります。

対策

メガネのネジは緩んだら締めるだけでなく、超音波クリーニングで隙間の汚れをマメに洗浄する必要があります。

夏場でなくても気化した汗が隙間に入り込むことがあるので注意が必要です。

◆フレームの変形

主につるが開き過ぎてしまっていたり、各パーツの上下の傾きや、鼻パッド部分のつぶれ等があります。

フレームの変形は掛け心地だけでなく、眼に対するレンズの距離や角度、位置の変化により見え方にも影響します。

対策

変形したフレームにはフレーム調整(フィッティング)が必要です。

専用の工具が必要で、ご自身ではやると破損の可能性があるのでメガネ店に行くことをおすすめします。

◆劣化、変色

メガネフレームは汗や皮脂、整髪料、化粧品、食品の付着によって、劣化したり変色したりする場合があります。

特に肌に接地する部分は劣化や変色がしやすくなります。

劣化が進むと表面が尖って皮膚を傷めることもあるので注意が必要です。

対策

マメに水洗いや中性洗剤等で洗浄することで劣化や変色を緩和させることができます。

洗浄後に良く水気をふき取るのも大切です。

以上のようにメガネを快適に使用し、長持ちさせるためには定期的にメンテナンスが必要です。

クリーニングはご自身でもできると思いますが、各パーツの隙間の洗浄やフィッティングなどのメンテナンスはメガネ店にお任せください。