宮澤良平

2022年9月20日

健康診断の視力検査について

本日は学校や会社の健康診断等での視力検査について紹介します。

眼科やメガネ店でメガネを作成するための視力検査や視力測定とは違い、基本的に視力の数値(視力1.0等)のみを測定します。

要精密検査、要治療等の検査結果の場合は、近視、遠視、乱視でメガネが必要なだけでなく、様々な病気の可能性もあるので、なるべく早く眼科を受診することをおすすめします。

健康診断での視力検査

基本的に視力が低下していないかどうかの検査になると思います。

裸眼とメガネやコンタクトを使用した時のそれぞれ片目と両目の視力を判定します。

基準は(A1.0以上)、B(0.7~.9)、C(0.3~0.7)、D(0.3未満)という判定をおこないます。

検査結果の注意点

まず、視力は疲労や睡眠不足やストレス等によって数値が変化します。

覗き込むタイプの機器の場合はや覗き込むという不自然な見方が原因で起こる「器械近視」という数値が誤って測定される状態になる可能性があります。

その場合も視力が低く測定される場合があります。

また、メガネがずり落ちたり、歪んでしまったりしていると視力が低く測定されることもあります。

視力検査のコツ

①適度な睡眠と眼の休息

通常の視力検査の場合でも同様ですが、睡眠の質や時間、疲労、ストレスや、長時間のパソコンやスマホの使用、読書等で個人差がありますが、視力検査の結果に影響がでる場合があります。

明るすぎるところや暗いところでの作業は特に注意が必要です。

十分な睡眠や検査の前日からできるだけ眼を休ませる等で良好な視力がでる場合があります。

②リラックスして遠くにピントを合わせる

確実な方法ではありませんが、できるだけリラックスして緊張せずに、遠くにピントを合わせるように意識することで「器械近視」の状態を緩和できる場合もあります。

③適切なメガネを掛ける

メガネのかけ心地は視力にも影響するのでメガネ店で定期的にメンテナンスをすることをお勧めします。

また眼の度数は平均2年半程度で変化するので、度数の確認も合わせておすすめします。

度数が今の眼に合っていないと、視力が低下してなくても、眼が疲れやすくなり、視力が安定しなくなる場合もあるので注意が必要です。

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#器械近視