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  • 宮澤良平

2022年度 眼鏡作製技能士試験 合格率 




本日は国家検定資格「眼鏡作製技能士(がんきょうさくせいぎのうし)」の資格試験の合格率について紹介します。


眼鏡作製技能士とは

眼鏡作製技能士とは認定眼鏡士の後継となる資格で、国家検定制度で評価されたメガネの総合エキスパートの資格です。

2022年度からの開始になります。

等級は後進の目標となる1級と、業界のベースとなる2級の二つに分けられています。

人数は2022年現在で1級5,734名、2級529名、計6,263名となっています。


眼鏡作製技能士になるには

学科試験と実技試験に合格することで取得することができます。

学科試験は、眼鏡学校の卒業や卒業見込み、一定期間の実務経験が受験資格になります。

実技試験は学科試験の合格が受験資格になっています。

また、認定眼鏡士は特例講習を受講し、修了試験に合格することでSS級は1級、S級は2級の資格を取得することができます。


2022年度眼鏡作製技能士試験 合格率 


学科試験の合格率

1級は541人中76人合格して合格率は14.0%です。

2級は1,158人中721人合格して合格率は62.3%です。

合計で1,699人中797人合格して合格率は46.9%です。


1級の学科試験の合格率の低さに関しては、試験問題の難しさと、過去問や問題集がないことによる勉強のしにくさが原因だと思います。

次年度からは初年度の過去問があるので多少は合格率は上がると予想できます。

また、1級、2級の問題を両方解いてみた感想として、50問という問題数に対して範囲が広いので、幅広い知識が必要だと思いました。

前提として、テキスト「眼鏡学教本~眼鏡作製技能士を目指して~」を隅々までしっかり読み込み、内容を理解する必要があると感じました。


実技試験の合格率

1級は74人中26人合格して合格率は35.1%です。 

2級は686人中355人合格して合格率は51.7%です。 

1級の学科と実技を通した合格率は4.8%です。

2級の学科と実技を通した合格率は30.7%です。


学科に比べて実技試験の方が1級は合格率が大きく上がり、2級では少し下がりました。

内容的には認定眼鏡士の実技試験より少し難しいくらいだと思うので、妥当な合格率だと思います。

1級の学科と実技を通した合格率である4.8%はかなり低い数字だと思います。



特例講習の合格率

1級は5,868人中5,708人合格して合格率97.3%です。

2級は180人中174人合格して合格率96.7%です。

合計で6,048人中5,882人合格して合格率97.3%です。


特例講習に関しては、認定眼鏡士の更新が必要な制度である生涯教育の成果が、高い合格率に繋がったのだと思います。

修了試験の難易度的にも妥当な数字だと思います。




藤原メガネでは1級眼鏡作製技能士が店舗に常駐し、屈折検査から、フレームやレンズ選び、加工・調節を行っています。

アフターケアも1級眼鏡作製技能士が行い、お客様のサポートします。



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