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宮澤良平

メガネのあまり知られてない事 レンズの耐用年数

メガネレンズは傷が付いた場合やコートが剥げてしまった場合は、修理ができません。

大事にお使いください。


メガネレンズの耐用年数

メガネレンズの耐用年数は少し複雑になっています。

傷がついたり、コートが剥げないように注意をしていても、眼の度数の変化で、眼に合わなくなってくるからです。

使用し続けることのできる耐用年数としては、適切に使用すれば10年程度はありますが、度数の変化や経年変化等を加味すると、快適に使用できるといった意味では平均2年半程度になると思います。




メガネレンズの傷とコート剥げ

コーティングのグレードによって傷の付きにくさは大きく変わってきますが、運の要素もありますが通常の品質のメガネレンズなら適切に使用すれば傷はつきません。


傷の原因

・乾拭き

・ぶつける、落とす等

・飛んできた小石等


乾拭きは表面に付着した砂ぼこりなどをこすり付け、傷の原因になります。

レンズを拭くときは必ず水洗いをしてから拭くことをお勧めします。


コート剥げの原因

・傷

・熱によるひび割れ

・各種液体によるダメージ


60度以上の熱はコートがひび割れることがあるので注意が必要です。


除菌スプレー、消臭スプレー、トイレ用洗剤、レモン汁、雨等々、基本的に液体が付着した状態での長時間の放置はコート剥げやシミの原因になります。

また、細かな傷がつくと、熱や液体によるダメージは受けやすくなります。





レンズのコーティングの耐久性

メガネレンズのコーティングはメーカーが各種の耐久テストを行っています。


スチールウールでの摩耗性評価テスト(HOYA)

スチールウールに6kgの負荷をかけて5回往復するテストでは、最高グレードのコーティングのレンズは傷がつきません。



高性能なコーティングのレンズは全く傷がつかないとは言えませんが、傷がつくリスクを軽減することはできます。

また、高性能なコーティングは高い撥水性やほこりの付着を軽減してくれる性能もあるのでお手入れもしやすくなります。



眼の度数の変化

平均で2年半程度で、眼の度数は変化します。

単純に度数が増えるだけでなく、度数が減ったり、乱視の軸が変化したりします。

眼病が原因で度数が変化することもあります。

急激な度数の変化がある場合は眼科の受診をおすすめします。


個人差がありますが、ほとんどの場合日々少しずつ度数は変化するので気づきにくいですが、若年層で1年程度で変化する場合や、20歳以上で10年程度変化がわずかな場合もあります。


また、高齢な場合や、白内障の手術で眼内レンズを使用した場合でも度数は変化します。






メガネレンズの経年変化

汚れの付着、紫外線、熱、湿気などの影響による経年変化で黄ばんでくることもあります。

使用しなくても経年変化は起きるので注意が必要です。





メガネレンズのお手入れ方法

レンズが汚れた場合は、乾拭きはしないで水で流してから拭いてください。

軽くふいて汚れが落ちなかった場合は、メガネクリーナーか中性洗剤をご使用ください。

拭くときは、汚れを落とすというより、水気をふき取るようにするのがおすすめです。

また、なにか液体が付着したときは、なるべく早く水で流すとコート剥げやしみの予防になるのでおすすめです。








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