メガネレンズの傷
メガネレンズの傷の多くは砂粒等の硬いものを乾拭きをする事でこすり付けたり、ぶつかってしまったりしてできてしまいます。
基本的にメガネレンズの傷は修復ができません。
本日はメガネレンズの傷について紹介します。
修復できる?
結論から言うと、傷の修復自体は研磨することで可能です。
しかし、研磨の段階で、レンズのコーティングが剥げてしまうのと、度数が変化してしまいます。
一般的なメガネレンズのコーティングは、
反射防止
汚れ防止
傷防止
静電気防止
UVカット
青色光カット
くもりどめ
など様々な種類のコーティングが何層にも重なっています。
それらのコーティングが剥げてしまうと、レンズ内側が反射してまぶしかったり、傷や汚れがつきやすくなったり、様々なデメリットが生じます。
これらのコーティングは技術的には再加工はできますが、製造ラインとは別に、新たな機械を導入するところからしなくてはいけないので、コスト的な問題でどこのレンズメーカーも行っていません。
削ると度数が変わる?
プラスチックレンズは、研磨することで、指定された度数に加工されています。
傷の深さが浅ければ、度数は変わらないかもしれませんが、厚みや曲線が変わる事で、見え方は変わってしまいます。
メガネレンズの傷の影響
メガネレンズは傷が付いてしまうと、単に傷が視界に入って気になるだけでなく、光が乱反射してしまい、眼に良い状態とはいえません。
できるだけ、メガネを丁寧に扱うのと、傷の付きにくいコーティングをお選び下さい。
基本的に乾拭きすると表面の砂埃などでレンズが傷つけられてしまうので、水道水等で流してから、レンズ拭きでやさしく吹き上げて下さい。
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