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宮澤良平

メガネレンズの傷 削るのはNG

メガネはフレームは多くの場合で修理が可能ですが、レンズは傷やコート剥げ、シミがついてしまうと基本的には修理ができません。

傷やコート剥げ、シミのあるレンズは見た目が悪いだけでなく、眼に入る光が乱反射することで眼に悪い状態になり、見えづらくなくても、眼に負担をかける場合もありますます。



レンズを削って修理する方法がNGの理由

①度数の変化

メガネレンズは厚みによって度数を決定しています。

削ると度数が不規則に変化し、眼にとって負担がかかる度数になる場合があります。


②コート剥げ

メガネレンズの表面には、傷防止、静電気防止、反射防止、汚れ防止等様々なコートがされています。

削るとそれらのコートが剥げ様々なデメリットが発生します。


レンズを研磨剤などで削ると一見傷が治ったように見える場合もありますが、おすすめしません。


例外としてレンズの端等が欠けてしまった場合等に、目立たなくしたり、ひっかかりをなくす目的で削って対処する場合もあります。





メガネレンズの傷やコート剥げ、シミ対策

◆乾拭き禁止

砂粒や鉄粉等が付着したまま乾拭きする事でレンズに傷が付きます。

その傷に汗や水分が隙間に入り込み、コートが浮く事で表面のコートが剥げてしまうこともあります。

専用のレンズ拭きであっても、水で流してから拭くことが大切です。

砂粒や鉄粉は眼に見えない場合もあるので注意が必要です。


◆液体に注意

水道水、雨、酸性やアルカリ性の各種洗剤や各種スプレー等が付着して、長時間放置すると、コートが剥がれたり落ちないシミになったりします。

かんきつ類の果汁や汗、涙などでも同様です。

何かしらの液体が付着した場合は、できるだけ早く水で流し、レンズ拭きでよく拭き取ることをおすすめします。



◆コートのグレード

レンズの表面のコートにはグレードが複数あり、グレードの高いコートは対傷性能、対ほこり性能、汚れ防止性能などが優れています。





 

メガネレンズは水洗いを徹底するだけでも、かなり傷やシミのリスクを軽減させることができます。

レンズの汚れが眼に見えない場合もあるので、習慣的に水洗いする事をおすすめします。

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