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宮澤 良平

眼の病気 眼位の異常 「斜位」編

本日は眼の位置である「斜位」について紹介します。

「斜視」との大きな違いは基本的に「斜位」は外見からは判断できないということです。

斜視と同様にメガネ対処できる場合もある眼の病気なので、メガネ店では特に頻繁に眼にする病気の一つです。

何度メガネを作り変えても、眼が疲れる場合には、「斜位」が原因の場合もあります。

また、認定眼鏡士の学科試験と実技試験に「斜視」と「斜位」は出題されています。

原因

StartFragment斜位の原因は眼を動かすための筋肉や眼神経の異常、など様々な原因があります。

近年はパソコンやスマホなどの長時間利用で、眼の筋肉が疲労して発症するケースが増えているそうです。

斜視と同様に「外斜位」「内斜位」「上斜位」など様々な種類があります。

症状

斜視と異なり、見た目の症状はないことが多いです。

ちなみに軽度の斜位はほとんどの人にあるそうです。

度合が強いと、神経を集中して両方の眼で見ている状態なので、眼が疲れやすく、眼や肩、頭など様々なところで「疲れ」や「痛み」を感じます。

また、疲れてくると、ものが二重に見えるようになることもあります。

斜位の確認方法

斜視と斜位は「カバーテスト」という方法で調べる事ができます。

斜視の場合は両目で正面の眼から40cm程度の視標を見た状態で、斜視でない方の眼をカバーすると、ずれていた眼が真ん中に戻ります。

斜位の場合は片目を隠した状態で視標を見て、片目のカバーを除去するとカバー中にずれていた眼が正面に戻ります。

斜位の場合は片目を隠した時だけ、視線がずれています。

手術による治療法

眼は6つの筋肉で動かされていて、程度によっては手術により筋肉のバランスをとり、眼の位置を正常に戻すそうです。

手術をするかしないかは、様々な要因から判断するそうです。

メガネによる対処法

メガネに「プリズム」という機能を付け、ずれて見えるのを逆にずらし、二つに見えているものを一つに戻します。

メガネレンズにプリズムを処方するのは、ある程度技術が必要で、全ての眼科やメガネ店でできるわけではありません。

また、プリズムによる対処法は「疲れ」や「痛み」を緩和させることができますが、斜位を治療できるわけではありません。

まずは眼科に

斜位や斜視に限らず、何か眼に異常を感じたら、早めに眼科を受診しましょう。

当店では、プリズム処方をすることはできますが、まずは眼科を受診することをおすすめします。

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