メガネレンズの交換時期 コーティング編
本日はメガネレンズのコーティングによる交換時期について紹介します。
レンズコーティング
メガネレンズのコーティングは何層にも重なっていて、耐傷、耐衝撃、耐ほこり、紫外線カット、撥水、反射の防止などさまざまな性能が負荷されています。
特に撥水コートはレンズのお手入れのしやすさに影響する大事な性能です。
です。
お手持ちのメガネに水道水をかけて軽く振ると、水の残り具合で性能の確認ができます。
コーティングの劣化
原因①
傷による劣化
メガネレンズは眼に見えない程度でも、細かな傷があると様々な理由で、コーティングの剥離の原因になります。
その一つが乾拭きによる摩耗です。
特にレンズかレンズ拭きにほこりや砂が付着している場合は要注意です。
原因②
様々な液体
レンズの細かな傷から石鹸や海水、涙、雨、洗剤、化粧品、スプレー、整髪料、薬品が入り込み、コート剥げやシミの原因にもなります。
また、細かな傷が無くてもすぐに水道水で洗い流さないと、水分が蒸発し、レンズに染みが残る事があります。
基本的にレンズに何かしらの液体が付着した場合は、すぐに水道水で流し、水気をレンズ拭きでふき取る事をお勧めします。
原因③
熱による劣化
基本的にメガネレンズは熱に弱く、60度以上には対応していません。
また、熱による劣化は一度始まってしまうと、気づかないうちに少しづつ進行することもあります。
サウナやヒーターの前、ドライヤー炎天下の車内、直射日光、焼肉店やBBQなどには注意が必要です。
また、一部メーカーで熱に強いレンズも販売していますが、高温時にはフレームの金属が高温になり火傷したり、フレームが歪んだりするので注意が必要です。
また、冬場等だと外から室内に入った時の急激な温度変化でもコーティングが痛むこともあります。
近年のメガネレンズのコーティングは、通常のグレードであればレンズの度数の変化の買い替え時期である2年半以上でも劣化しません。
その前に劣化してしまった場合は、使用環境、傷、コーティングの質に問題があるという事です。