良いメガネ店の基準 レンズの品揃え①
本日は次回に引き続き良いメガネ店の基準である複数の設計のレンズを販売しているかどうかについて紹介します。
仮にレンズの度数が正確でも設計次第では違和感を感じたり、歪みを感じたりする場合もあります。
一人一人異なるメガネの度数や眼の生活、ご希望に対応するためには複数の設計のレンズの販売が不可欠です。
普段用レンズ、お手元用レンズ(単焦点レンズ)の設計の種類
単焦点レンズは
両面非球面レンズ オーダーメイド設計
内面非球面レンズ オーダーメイド設計
両面非球面レンズ
内面非球面レンズ
外面非球面レンズ
球面レンズ
といった設計の種類があります。
両面非球面レンズ オーダーメイド設計
近視、遠視、乱視が強い場合に起こるぼけや歪みを最大限緩和してくれる設計です。見え心地、薄さ共に最高グレードの設計です。
また、フレームのカーブにレンズの形状を合わせる事ができます。
内面非球面レンズ オーダーメイド設計
乱視が強い場合に起こるぼけや歪みを最大限緩和してくれる設計です。見え心地は最高グレードの設計です。
また、フレームのカーブにレンズの形状を細かく合わせる事ができ、カーブによって視野を広げる補正がされています。
両面非球面レンズ
近視、遠視、乱視が強い場合に起こるぼけや歪みを緩和してくれる設計です。薄さに関しては最高グレードの設計です。
カーブが少ないので、カーブの付いているフレームにはおすすめできない場合があります。
内面非球面レンズ
乱視が強い場合に起こるぼけや歪みを緩和してくれる設計です。
また、フレームのカーブにレンズの形状を細かく合わせる事ができ、カーブによって視野を広げる補正がされています。
外面非球面レンズ
近視、遠視が強い場合に起こるぼけや歪みを緩和してくれる設計です。
カーブが少ないので、カーブの付いているフレームにはおすすめできない場合があります。
非球面レンズと記載されている場合はこの設計です。
球面レンズ
度数があまり強くない場合や、縁なしフレーム等で厚みが必要な場合にお勧めです。
また、レンズにカーブが付いているので、カーブの付いたフレームで度数が強くない場合にお勧めです。
※レンズの厚みは度数の強弱だけでなく、眼と眼の距離やフレームの大きさなども関係しています。
以上のようにメガネ店は様々な設計の中から一人一人異なるメガネの度数や眼の生活、ご希望に対応するためにレンズ設計の特徴を熟知した上で、解り易く説明し、おすすめする必要があります。
次回は良いメガネ店の基準である累進レンズの種類について紹介します。