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宮澤良平

45歳以上の方のメガネ

本日は45歳以上の方に適したメガネレンズ選びを紹介します。


手元にピントが合いづらい理由

45歳前後になってくると誰でも、遠くにピントが合っている状態では手元にピントが合いづらくなってきます。

それはピントを調節する機能の低下である「老眼」の状態だからです。


対策

①老眼鏡を掛ける

近くにピントを合わせたメガネを掛ければ文字は読み易くなります。

しかし、そのメガネでは遠くは鮮明に見えないので、メガネの掛けはずしが頻繁になります。


②中間に合わせたメガネを掛ける

中間にピントを合わせる事で遠くも近くもほどほどの見え方になります。

掛け外しはしなくて済みますが、遠くも近くも鮮明に見る事はできません。


③アシストレンズ、もしくは遠近両用メガネを掛ける

アシストレンズと遠近両用レンズは一つのメガネレンズに複数の度数が存在します。

つまり一つのメガネで複数の距離にピントを合わせる事ができます。

しかしアシストレンズと遠近両用メガネにもデメリットはあります。


アシストレンズの仕組み


遠近両レンズの仕組み


アシストレンズ、遠近両用メガネのデメリット

◆視野が狭く感じる

◆視界のゆれやゆがみを感じる

◆階段が下りるのが怖い

◆レンズのどの部分で見たらいいか分からない

等様々なデメリットがあります。

特にアシストレンズ比べて、幅広い度数に対応している遠近両用メガネの方がデメリットが顕著に表れます。

またお歳を召してから初めて遠近両用メガネを使用する場合は、特に慣れにくい場合があります。

快適な視生活を送る為には、早めの対策が必要です。


遠近両用メガネのデメリットの緩和方法

◆遠くを見る為の度数

◆手元見る為の度数

◆左右の度数のバランス

◆フレームの形状、調製(フィッティング)

◆眼位の補正であるプリズム補正

◆眼や生活等に適したレンズの設計

◆レンズ設計のグレード

◆レンズをフレームに入れる時の加工

等を適切に調整、選択する事で遠近両用メガネのデメリットは緩和する事ができます。


※生活環境やお年によっては、手元やパソコンを長時間見る時は老眼鏡やパソコン用メガネ、日常は手元の度数が控えめな遠近両用メガネといったように、複数所持が必要な場合があります。


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