SS級認定眼鏡士 学科試験 視機能・医学編
- 宮澤 良平
- 2015年12月26日
- 読了時間: 2分
本日は公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定している、日本国内における唯一のメガネ店の資格「認定眼鏡士」のSS級の学科試験のうち「視機能系」と「医学系」について紹介します。
※私が学科試験に合格したのは平成26年度ですので、平成26年度時点の情報になります。
SS級認定眼鏡士とは META DATA DATA
StartFragmentSS級認定眼鏡士になるには、
①3年制(相当)または4年制以上の眼鏡専門学校の卒業試験に合格
②2年制以上の通信制を修了し、過去の実務経験と合わせて5年を経過したのち、学科試験に合格
③高卒5年、短大卒3年、大卒1年以上の勤務経験があった上で学科5教科、実技3教科の資格試験に合格EndFragment
学科5教科
SS級認定眼鏡士の学科試験は「視機能系」 「 医学系 」「 光学系」「 加工調整系」「マネジメント」の5つに分かれています。
試験時間は[視機能系 1時間半]、[ 医学系 1時間] 、[光学系 1時間]、[加工調整系 1時間] [マネジメント 30分]だったと記憶しています。
視機能系の内容
基本的な人間の眼がどのうような構成で出来ているかということや、またその一つ一つの組織の0.1ミリ単位での大きさや各特長についての問題が出ます。

また、近視、遠視、乱視がどの様な眼の状態を示しているかということや、 様々な 眼の検査方法や、公式を用いた様々な数値の計算などがあります。
他には、眼科などで使用する各測定機器がどのようなものを測定するものなのかなどがあります。
医学系 の内容
医学系は視機能系よりさらに詳しい眼の組織に加え、眼の周囲の筋肉や骨の組織も範囲に含まれます。
眼の網膜の10層にも及ぶ細胞の階層や、そのなかの神経細胞などについての問題がでます。

また、眼病に限らず、他の病気に関する問題や、眼以外の組織の問題もでてきます。
10種類程度の各神経が何をするための神経なのかや、耳の組織の構成、過去の有名な公害病や伝染病についての問題もあります。
「視機能系」 「 医学系 」ではメガネの事ではなく、メガネを掛ける人間についてを生物学的観点と医学的観点から知るといった内容になっています。
個人的には全教科の中で、医学系が一番難しいと思いました。
理由としては覚えなければいけない、筋肉や骨、神経、細胞、病気などの種類が多いからです。
説明した内容は一例であって他にも様々な内容の問題が出題されます
次回は残りの学科の「 光学系」「 加工調整系」「マネジメント」についてお伝えします。
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