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SS級認定眼鏡士 学科試験 光学 加工調製 マネジメント編

  • 宮澤 良平
  • 2015年12月28日
  • 読了時間: 3分

本日は公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定している、日本国内における唯一のメガネ店の資格「認定眼鏡士」のSS級の学科試験のうち「 光学系」「 加工調整系」「マネジメント」について紹介します。

※私が学科試験に合格したのは平成26年度ですので、平成26年度時点の情報になります。

SS級認定眼鏡士とは META DATA DATA

StartFragmentSS級認定眼鏡士になるには、

①3年制(相当)または4年制以上の眼鏡専門学校の卒業試験に合格

②2年制以上の通信制を修了し、過去の実務経験と合わせて5年を経過したのち、学科試験に合格

③高卒5年、短大卒3年、大卒1年以上の勤務経験があった上で学科5教科、実技3教科の資格試験に合格EndFragment

学科5教科

SS級認定眼鏡士の学科試験は「視機能系」 「 医学系 」「 光学系」「 加工調整系」「マネジメント」の5つに分かれています。

試験時間は[視機能系 1時間半]、[ 医学系 1時間] 、[光学系 1時間]、[加工調整系 1時間] [マネジメント 30分]だったと記憶しています。

光学系の内容

光の反射や屈折の関係を示した公式や、光の性質や特徴についての問題がでます。

レンズに光が差した時の光の屈折や反射の特徴や、光がもたらす様々な現象についてなども出題されます。

メガネレンズが眼にもたらす光の屈折を様々な問題形式で出題されます。

なかには、三角関数のサイン、コサイン、タンジェントを利用して、解く問題もあります。

加工調製の内容

様々なメガネレンズに関する数値の測定方法や、数値を導く計算方法、メガネを作る上で必要な計算方法などが出題されます。

意外に実務でも応用できる公式がでてきます。

問題だけみるとかなり難解ですが、メガネを作る事を想像して解くと、比較的解り易くなります。

また、レンズの様々な加工方法の基本や、応用の問題も数多く出題されます。

レンズやフレームの素材の特徴や、その取扱いの注意点なども出題されるので、かなり実践知識も必要になってくる分野です。

マネジメントの内容

メガネ屋に限らず、接客業の基本的な知識から、経営者に求められる戦略、分析の知識まで幅広く出題されます。

基本的な損益計算書や貸借対照表といった、電卓を用いた会計事務業務に関する問題も出題されます。

また、薬事法やPL法、公正競争規約など、関連する法規についても出題されます。

「 光学系」「 加工調整系」「マネジメント」は実務経験と実務知識が必要になるような試験内容です。マネジメントは経営社としての目線も必要になってきます。

勉強をしながら自分のお店の経営戦略を考える事もできるいい科目だと思います。

説明した内容は一例であって他にも様々な内容の問題が出題されます。

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