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メガネの日特集 メガネレンズの歴史③

宮澤 良平

本日は10月1日の「メガネの日」にちなんで、前回に引き続き、メガネレンズの歴史を日本のメガネレンズメーカーでトップのシェアのHOYAの歴史を中心に紹介します。

2006年(平成18年) ニューコンセプトレンズ「リマーク」発売開始

従来は、学生など若年層の場合、遠くに度をしっかり合わせると手元のスマホや本などを見る時に目に負担が掛かってしまうので、視力を落として調整する場合がありました。

「リマーク」はその解消の為に、レンズの手元を見る部分が近くが見易い度数になっています。

また、紫外線で色が変わり、室内でまた元の色に戻るレンズである「調光レンズ」もこの時期販売開始になりました。

2008年(平成20年) BOOMシリーズ 続続発売開始

この時期になるとBOOM(ブーム)シリーズで様々な商品が発売されるようになりました。

中間が見易い遠近両用レンズの「JAZ(ジャズ)」や中近両用レンズの「FD クリアーク」などが続々と販売開始になりました。

2011年(平成23年) 遠近両用レンズ「サミットTF」販売開始

HOYAは「BOOM」設計と並行して、次点の性能の設計に「TF」設計を位置づけ、遠近両用や中近両用の販売を始めました。

「BOOM」の方が優れた設計ですが、「TF」設計は価格を抑え、多くの人に利用できるようにしました。

2013年(平成25年) 「BOOM インディビジュアル」シリーズ販売開始

両面複合設計の「BOOM」をさらに上回る「BOOM インディビジュアル」シリーズの販売が開始されました。

「BOOM インディビジュアル」とはレンズの表面と裏面を複合的に設計して視野や装用感を向上させていた「BOOM」に加えて、メガネを掛けた時のレンズの目に対する「距離」と「角度」をひとりひとり測定し、その数値を設計に組み込み、更なる視野と装用感の向上を実現した設計です。

また、翌年にはスポーツグラスなどレンズにカーブが付いたフレームに対応した内面非球面単焦点レンズ「RFシリーズ」の販売が開始しました。

さらに、単焦点でインディビジュアル設計を搭載した「RFi」も販売開始になりました。

次回はこれからのメガネレンズの発展の予想を紹介したいと思います。

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