認定眼鏡士とは?
本日はメガネに関する資格である「認定眼鏡士(にんていがんきょうし)」について紹介します。
認定眼鏡士とは
「認定眼鏡士」とは公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定する日本国内において、
唯一のメガネのスペシャリストの資格です。
3年ごとに更新が必要で、期限内に3回以上の講習会を受講しないと資格失効になります。
認定眼鏡士の等級
認定眼鏡士はS級 SS級 SSS級と三段階の等級があります。
・S級
通信教育課程を修了し過去の実務経験と合わせて5年を経過した時点で取得できます。
また、指定された眼鏡学校の卒業試験で不合格だった場合にも取得できます。
・SS級
指定された眼鏡専門学校の卒業試験で合格するか、 高卒5年、専門卒2年、大卒1年の実務経験を積み、独学で学科試験(医学・光学・視機能学・作成調製学・経営法律)と、実技試験(眼鏡加工、フィッティング、視機能測定)の計8教科全てを合格することで取得できます。
※S級取得者は実技3教科が免除されます。
・SSS級
S級かSS級の資格者が 学科試験(理論光学、 眼の解剖、 眼鏡光学、 視科学Ⅰ群 、 視科学Ⅱ群 、生理光学 、 眼科学)の計7教科全てを合格することで取得できます。
また、SSS級に相当する海外の資格等を有している場合でも取得できます。
※2019年11月現在、SSS級の学科試験は休止しています。
認定眼鏡士は令和元年5月の時点で全国にS級457人 SS級6099人 SSS級404人います。
当店に在籍している認定眼鏡士はSS級が2名です。
認定眼鏡士の必要性
お客様に快適なメガネは提供するには
・眼に関する 医学の知識
・眼とレンズと光の屈折に関する光学の知識
・眼の機能である視機能学の知識
・フレーム・レンズ加工に関する加工調製の知識
・関連法案や経営学などのマネジメントの知識
等が必要になります。
さらに技術面では
・レンズを加工してフレームに入れる技術
・フレームをお客様の顔に合わせるフィッティングの技術
・度数の 測定、選定技術
等が必要になります。
現在のところ日本国内では、メガネは資格が無くても販売や加工が可能です。
だからこそ、消費者が快適なメガネを作成できるかどうか判断する目安の一つとして認定眼鏡士の資格が必要です。
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