宮澤良平
斜頸(首の傾き)について
本日は斜頸について紹介します。
無意識に首が傾いてしまう「斜頸【しゃけい】」は様々な原因が考えられますが、メガネで緩和させることができる場合もあります。
首の傾き(斜頸【しゃけい】)
無意識に首を傾けてしまったり、常に首が傾いてしまう原因は複数あります。
先天的や後天的に骨や筋肉に原因があったり、各部位の炎症だったり、心因性のものだったりなどが挙げられます。
心当たりがある場合は、お子様の場合は小児科、成人の場合は整形外科の受診をおすすめします。
また、原因の一つに眼を動かす筋肉(眼筋)の異常によるものがあります。
眼筋の異常(斜視、斜位)
眼を動かす筋肉、関連する神経、脳のいずれかに異常があると、片方の眼の位置が視線とずれてしまい、一つのものが二つに見える場合(複視)が起こる場合があります。
症状によってずれ方や、ずれる量等は様々ですが、多くの場合は脳に負荷を掛けることで2つに見えるのを防止しています。
この脳の負荷が原因で、「肩こり」「頭痛」「睡眠障害」「食欲不振」「うつ症状」などが起こることもあります。
疲れてきたり、気を抜いた時にだけ複視が起こる場合もあります。
また、ずれてしまった映像を脳から消去し、両目が開いているのに片目が見えていない状態(抑制)になる場合もあります。
眼筋の異常と首の傾き
複視が上下に起こってしまう場合は、首を傾けること緩和されので、無意識に首を傾けてしまう場合があります。
常に傾けてしまう場合や、何かを凝視するときにのみ傾いてしまう場合等があります。
また、片方の眼を瞑ると首の傾きが緩和される場合もあります。
比較的高齢の方に多いようです。
メガネでの対処法
Comments