宮澤良平
白内障 手術のタイミング
当店ではメガネの度数の測定時に、適切な度数で視力が出ない、視力や度数の急激な変化、充血などがある場合はなんらかの眼病の可能性があるため、眼科の受診をおすすめしています。
おすすめしたお客様が眼科に受診した中で一番多いのが「白内障」です。
本日はその白内障の手術のタイミングについて紹介します。
◆白内障とは
白内障は眼の中ある「水晶体」が混濁してしまう眼病のことで、かすんで見えたり、まぶしさを感じるようになったり、視力が低下したりします。
初期段階では自覚症状はないようなので定期的な眼科検診が必要です。
◆原因
紫外線や放射線、照明や電子機器の強い光の影響や、加齢、外傷、薬剤、他の病気によるもの等が挙げられます。
基本的にお年を召して来ればほとんどの人が白内障になります。
◆治療法
症状によっては眼薬で進行を遅らせることができるようです。
根本的に改善させるためには混濁した水晶体を吸い出して、眼内レンズを挿入する手術が必要です。
その場合は水晶体でピントを調節する機能がなくなるので、遠くにピントが合っている状態では、近くのものにピントが合わない老眼の状態になります。
世界で一番の手術件数が多いと言われ、日本国内の年間手術件数は100万件程度あるそうです。
◆手術後の眼
眼内レンズ挿入後は手術前に比べると視力は向上し、視界の明るさも向上するので、メガネなしで生活できると感じる方も多いようです。
眼内レンズの中には遠近両用になっているものもあるようですが、一部保険適用外で高額な負担が必要で、年数の経過とともにお度数が変化するので快適に遠くと手元の両方を見る為には術後もメガネが必要になる場合もあるようです。
また、手術後は度数が変わり手術前のメガネは快適ではなくなります。
手術後の眼の状態や生活環境に合わせた新しい度数のメガネが必要です。
◆手術のタイミング
眼科や関連団体のホームページ等で見た限りの情報ですが、手遅れになる病気ではないので不便を感じたら手術をすれば良いという情報もありますが、放置すると合併症が発症し、稀に失明に繋がり、病状の進行により手術の難易度上がっていくという情報もあります。
進行具合や病状等によって手術の有無や適切なタイミングが異なるので、ご自分だけでは判断せずに眼科医の所見をしっかりと聞いてから判断することをお勧めします。
#眼病
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