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宮澤良平

眼鏡作製技能士 実技試験

「眼鏡作製技能士」の新設が厚生労働省より発表されました。

本日はその学科試験について紹介します。

実技試験 2022年7月・8月

科目:3科目 

合格基準:各科目満点の60%で合格 減点方式


【1】視力の測定 

制限時間:各等級30分

単純な視力がいくつかどうかの測定ではなく、現用眼鏡のヒアリング、遠用瞳孔間距離(眼鏡サシ)、遠方での裸眼視力及び現用眼鏡、 視力の測定、視線の確認、単眼での近視、遠視、乱視の測定、両眼バランスの測定、バランス後の使用レンズ度数及び両眼での最高視力等の測定です。

基本的には店舗で行っているメガネの度数測定と同様の内容です。

2級は減点項目が減り、多少簡易になるようです。

また、1級は様々な手順ミスや度数の間違いで失格になりますが、2級は失格要件はないようです。



【2】フィッティング(フレーム調整)

制限時間:1級20分 2級30分

シリコン製のマネキンに対し、光学的、力学的、美観的に適切な状態でフィッティングを行います。

3次元でフレームとレンズの眼に対する位置やバランスを調整する必要があります。

マネキンに行うので店舗でのフィッティングよりは簡単になると思います。

1級は様々な数値のずれやフレームに傷や変形がある場合失格になりますが、2級は失格要件がないようです。

【3】レンズ加工

制限時間:1級20分 2級30分 注意事項と作製指示に従い、レンズのサイズ合わせ及び面取りを手作業で行い、フルリムのメタルフレームヘの枠入れ、鼻パッドの交換を行います。

店舗で加工してなかったり、全て自動の加工機で加工しているお店もあるようなので、手摺機でレンズを削る練習が必要だと思います。

1級は角度等の数値のずれや不備、時間超過がある場合失格になり、2級は時間超過と明らかな不備がある場合のみ失格になるようです。


受験資格

実技試験の受験は学科試験の合格が必須になり、受験資格の期限が3年になっています。



SS級認定眼鏡士試験との比較

SS級認定眼鏡士の実技試験とほぼ同様の内容です。

認定眼鏡士の実技試験もかなり細かい項目で減点していたので、採点基準もほぼ同等かもしれませんが、さらに細かくなったり、差異があるかもしれません。

また、認定眼鏡士とは違い学科試験に合格しないと受験ができません。


認定眼鏡士

認定眼鏡士は特例で、この試験とは別の新たに追加された範囲を中心とした内容の学科試験に合格することで、SS級は1級の学科試験、実技試験が免除、S級は2級の学科試験が免除になります。


#眼鏡作製技能士

#認定眼鏡士


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