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宮澤良平

視力が良くてもメガネが必要? 斜視、斜位


本日は視力とメガネの関係を斜視と斜位を中心に紹介します。


斜視、斜位

斜視と斜位は一定以上の程度でなければ、視力には影響しません。

しかし視力が良好でも、ものが2つに見えたり、眼が疲れやすくなったりと様々な問題が発生します。

また、学校等で行う通常の視力検査では判別ができません。

斜視と斜位には様々な種類があります。


斜視、斜位とは

・斜視

片方の目が目標と異なる方向を向いてしまう状態です。

また、両目で異なる目標を見てしまうので物がだぶってみえたり、重なって見えたりします。

さらに異なる方向を向いてしまった眼の映像を脳が遮断し、両目をあけていても片目の映像が見えなくなる場合もあります。

長期間放置すると片目の視力が著しく低下する場合もあります。


・斜位

両目を開けた状態で片方の眼を隠すと、隠している方の眼が動いてしまう状態です。

斜視とは違い、見た目にはわかりません。

斜位の場合は斜視とは違い、神経を集中することで両目で見ている状態です。

斜位は多くの人にありますが、一定以上の斜位になると様々な症状がでます。


原因

◆眼を動かす筋肉(眼筋)や神経、脳の一部などの異常

◆遠視による視力低下、より目量の増加※

◆片眼の視力不良

◆外部からの衝撃

斜視と斜視は様々な原因で発症します。

全ての原因がわかっていないのが現状です

※遠視の場合には近くを視る時に通常より多くより目になってしまいます。





症状

◆眼精疲労

片眼が見えていないことや、神経を集中して両目で見ようとするので眼が疲れやすくなります。

◆片眼の視力低下

斜視の見えていない眼の視る機能の低下によるものです。

◆遠近感の欠如

両目で見えていない場合や見えにくい事が原因です。

◆片目をつぶりたくなる

両目で見るのに疲れてくると発生します。

◆ものがダブって見える

左右の眼の視線が異なるので見える物の位置がずれます。

◆首を傾ける癖

上下方向に斜位がある場合に、ずれを減らすために自然と首が傾く場合があります。


また集中力の減退、肩こり、めまい、吐き気、うつ症状等様々な症状があります。


治療方法

基本的に治療は眼科等の専門機関で行います。

幼児期と大人の場合で異なる部分もありますが、訓練、目薬(遠視が原因の場合等)、手術で治療するようです。


メガネでの対処法

基本的に初めに眼科を受診する事をおすすめしています。

メガネの場合は「プリズム」という物がずれて見える成分をメガネレンズに取り入れ、ものが二重に見えるのを緩和させたり、疲れにくく、自然に見える様にします。

プリズム検査は通常のメガネの検査より、技術と知識が必要になります。


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