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メガネレンズ 選び方その1

  • 宮澤 良平
  • 2016年1月29日
  • 読了時間: 3分

本日は当店の取り扱いだけでも200種類以上もあるメガネレンズの「選び方」についてレンズの設計ごとに紹介します。

◆メガネレンズの選び方その1 【メガネレンズの設計】 

メガネレンズの設計は大きく分けて、一定の距離に焦点を合わせる事の出来る「単焦点レンズ」と複数の距離に焦点を合わせる事の出来る「多焦点レンズ」に分かれています。

それらの特徴ごとの選び方を紹介します。

●単焦点レンズの特徴

単焦点レンズは遠く用のメガネレンズや老眼鏡用のメガネレンズに使用されまています。

レンズの焦点のあった距離を見るのには、一番鮮明に見えるレンズです。

一定の距離を鮮明に見たい場合におすすめです。

しかし、眼の中にある筋肉を使うことで焦点を調節する「調節力」が低下してくると、レンズの焦点に合った距離以外を見る時に疲れたり、見えにくくなってきたりします。

つまり、遠く用のメガネでは焦点は遠くにしかあっていないので、調節力が低下してくると手元を見る時に、疲れたり、見えにくくなってきます。

また、レンズの焦点を遠くではなく、少し中間よりに合わせれば近くが見えやすくなりますが、その方法では遠くが鮮明に見えない場合があります。

●多焦点レンズ(遠近両用レンズ)の特徴

基本的には、遠くに合わせたメガネをかけて、近くが見えにくくなってきたら多焦点レンズ(遠近両用レンズ等)がおすすめです。

多焦点レンズ、特に遠近両用レンズは老眼の進行が少ないうちに使用した方が、すぐに慣れやすいことからも、必要であれば早めの遠近両用レンズの使用をおすすめします。

遠近両用メガネは複数の距離を見る事ができるようにできていますが、デメリットとして、単焦点レンズに比べてレンズの端を使って見る時に焦点が合いにくく、ぼやけて見えたり、ゆがんで見えるというデメリットもあります。

そのデメリットは、個人差があり、特にお年を重ねて老眼が進行してくると、大きくなっていきます。

デメリットの解消法としては、遠近両用レンズのグレードを上げる方法があります。

遠近両用レンズは、それぞれ優れている距離があったり、ぼけや歪みを緩和していたりと、各社様々な設計があり、グレードも様々なものがあります。

※詳しくは HOYA ニコン・エシロールのホームページまで。

また、年齢が40歳以下で遠く用のメガネで近くが見えにくい場合や、「スマホ老眼」といった状態には「アシストレンズ」といって、レンズの手元を見る位置に少しだけ補助する度数が入っているレンズがおすすめです。

●中近両用レンズの特徴

また、遠近両用レンズでパソコンなどの中間の距離が見えにくくなった場合は、多焦点レンズである「中近両用レンズ」が適している場合があります。

中近両用レンズは、中間と手元に焦点を合わせる事で、遠近両用レンズに比べて中間から手元の距離が見えやすくなっています。

デメリットとしては、遠くの距離が見えにくくなっている事です。

●単焦点レンズ、多焦点レンズの特徴のまとめ

◆単焦点レンズ

メリット

一定の距離を見るだけなら一番良く見える。

デメリット

一定の距離にしか焦点が合っていないので、調節力が低下してくると、一定の距離しか良く見えない。

◆多焦点レンズ

メリット

様々な距離を一つのメガネで見る事ができる。

デメリット

単焦点に比べてレンズの端で周辺を見る時にぼけたり、ゆがんだりして見える。

以上の様にメガネレンズには様々な種類があり、そして様々な特徴があります。

当店では、テストフレームで実際のメガネの度数を入れて、様々な種類のレンズの見え心地を体験して頂けます。

実際に見え心地を体験してからお選びいただけます。

次回は「メガネレンズの選び方その2」として、眼の状況ごとに紹介していきます。

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