眼科学「点眼薬」③
本日は先日受講した認定眼鏡士の講習会の
眼科学「点眼薬」
について紹介します。
前回同様、できるだけわかりやすく紹介するよう努力します。
2017年度の神奈川支部の講習会
眼科学「点眼薬」
目次
Ⅰ医薬品
Ⅱ点眼薬
Ⅲ検査用点眼薬
Ⅳ治療用点眼薬
※内容は個人的に噛み砕いてるので実際の講義の内容と若干異なっています。
前回の内容
Ⅲ検査用点眼薬
Ⅳ治療用点眼薬①
Ⅳ治療用点眼薬②
4.感染症
細菌、真菌、ウイルス等が体内に入り、組織を壊したり、様々な症状を起こす眼病。
点眼薬の効果
基本的には細菌、真菌、ウイルス等を死滅させる効果があります。
中には特効薬がなく体に抗体ができるのを待つ必要がある場合もあります。
その際は二次感染や炎症を抑えるものを使用します。
講義では12種類紹介されました。
5.ドライアイ
涙の排出量が減ったり、成分が変化したり、乾燥したりして眼が乾く眼病。
角膜に傷が付いてしまうケースもあります。
点眼薬の効果
涙の量を増やすもの、人工涙液、角膜の傷を治すものなど、症状によって使い分けます。
講義では6種類紹介されました。
6.炎症性疾患
眼の炎症は異物であるゴミ、化粧品、花粉、ダニ等のアレルギー性結膜炎や細菌やウイルスによる感染症やぶどう膜炎、白内障の術後の炎症など様々なものがあります。
点眼薬の効果
炎症は様々な物質が生成されることで発症します。その物質の生成を阻害することで、炎症を止めます。
大きく分けると効果、副作用が共に強いステロイド薬と効果、副作用が共に穏やかな非ステロイド薬があります。これらも症状や状況によって使い分けます。
講義では12種類が紹介されました。
7・眼精疲労
眼精疲労は調節性、筋性、不等像性、症候性、神経性の5つに分類されています。
点眼薬の効果
点眼薬では調節性と症候性のみに対応しています。
調節性の場合は検査用点眼薬で挙げた調節麻痺剤などを使用します。
また、適切なメガネで解消されることもあります。
症候性の場合はドライアイなどの原因となる症状に適した点眼薬が使用されます。
講義では2種類が紹介されました。
総括
様々な点眼薬の種類が紹介されましたが、まだまだ一部でしかなく、実際は1000種類を超えるそうです。
全種類を覚える必要はもちろんないと思いますが、メガネ店として最低限の種類、使い方等の知識は必須だと思います。
特に、使い方については5%の人しか適切ではないというデータもあるので、場合によっては鱈m理鶴必要もあると思います。
次回は講習会の3時間目「ハイカーブ眼鏡」について紹介します。