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宮澤 良平

ハイカーブメガネへの対応③

2017年度の神奈川支部の講習会概要

◆1時間目 視機能検査の実地法(その3:応用編)

◆2時間目 眼科学「点眼薬」

◆3時間目 ハイカーブ眼鏡への対応

本日は先日受講した認定眼鏡士の講習会の

「ハイカーブ眼鏡への対応」

について紹介します。

前回同様、できるだけわかりやすく紹介するよう努力します。

2017年度の神奈川支部の講習会

ハイカーブ眼鏡への対応

目次

Ⅰメガネレンズとハイカーブレンズ

Ⅱ各レンズメーカの商品

Ⅲ注意点

※内容は個人的に噛み砕いてるので実際の講義の内容と若干異なっています。

前回の内容

Ⅰメガネレンズとハイカーブレンズ

Ⅱ各レンズメーカの商品

Ⅲ注意点

①フィッティングやレイアウト

フィッティング・・・フレームの様々な部分を装用者の顔に合わせる作業

レイアウト・・・レンズをフレームに入れる加工の際のレンズの位置

 角度によるゆがみやゆれ

レンズはカーブによる「ゆがみ」や「ゆれ」だけでなく、掛けた際の顔を包み込む角度(そり角)や縦の角度である(傾斜角)による「ゆがみ」や「ゆれ」を考慮する必要があります。

 フィッティングの注意点

ハイグレードのレンズやハイカーブ専用レンズは角度や距離を計算したうえで度数の補正をしてくれますが、きちんとフィッティングした上で角度や距離を測定する必要があります。

この測定を怠ってしまうと、レンズの設計の良さは発揮されません。

レイアウトの注意点

レイアウトはレンズの加工前にフィッティングを正しく行い、レンズの視線と交錯する点(アイポイント)を測定したうえで設定しなくてはなりません。

レイアウトを正確に行わないとレンズの設計や度数が適切でも快適に使えない場合もあります。

ハイカーブ専用フレーム

一般的にはマラソンや自転車等のスポーツ時に装用するカーブの付いたサングラスがハイカーブ仕様のデザインですが、近年は通常のフレームにもハイカーブ仕様のデザインが採用されています。

何れも、レンズの大きさにより横の視野が広かったり、遮光やUVカット性能の高さが特徴になっています。

それらのメリットを生かすためにはハイカーブに対応した設計のレンズと、それを適切に作成する技術と知識が不可欠になっています。

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