SS級認定眼鏡士になるためには
本日は公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定している、日本国内における唯一のメガネ店の資格「認定眼鏡士」のSS級について紹介します。
◆SS級認定眼鏡士になるには
①3年制(相当)または4年制以上の眼鏡専門学校の卒業試験である学科5教科の試験に合格
②2年制以上の通信制を修了し、過去の実務経験と合わせて5年を経過したのち、学科5教科の試験に合格
③高卒5年、短大卒3年、大卒1年以上の勤務経験があった上で学科5教科、実技3教科の試験に合格EndFragment
S級は専門学校を卒業することで取得できます。
ちなみに私は③の方法で取得しました。
◆学科5教科 ※合格時の平成26年の情報です。
学科試験は「視機能系」 「 医学系 」「 光学系」「 加工調整系」「マネジメント」の5つに分かれています。
◆学科試験の難易度
あくまで個人的な感想ですが、日々の業務だけの知識で合格するのは不可能です。
メガネや眼に関する事だけでなく、光の屈折等の様々な特性、人体の仕組み、眼病を含む様々な病気、経営的知識や法律まで、出題範囲が広く設定されています。
特に光の特性に関しては、様々な公式を利用して問題を解く必要があります。
合格する為には基本的に協会が発行している例題集で満点をとれた上で、ある程度、初見の問題が解ける応用力が必要になります。
◆実技試験 ※合格時の平成26年の情報です。
実技試験は「レンズの手刷りでの枠入れ」「マネキンへのフレームフィッティング」「屈折測定」の3つです。
◆実技試験の難易度
実技試験に関しては、レンズの手刷り以外は、緊張せずに行えばさほど難しくないと思います。
屈折測定は眼鏡学校の生徒に、フィッティングはシリコン製のマネキンに行うので、日常業務よりも難易度は低く設定されています。
レンズの手刷りに関しては、日常業務ではほとんど機械で行っていると思うので、ある程度練習が必要です。