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宮澤良平

カラーレンズ 色の濃さの表示に注意

サングラスを含むカラーレンズの表記は大きく分けて2種類あります。

紛らわしい点や注意点を紹介します。


カラーレンズの表示

カラーレンズは基本的に濃度〇〇%や可視光線透過率〇〇%といったように濃さを表示しています。


・濃度〇〇%

カラーレンズの濃度とは染色具合の事を指します。

濃い色ほど数字は大きく表示されます。

メガネ店でカラーレンズを作成する時には基本的に濃度で説明します。


・可視光線透過率〇〇%

カラーレンズの可視光線透過率とは光の通す量を指します。

濃い色ほど数字は小さく表示されます。

既製品のサングラスのタグの表示などに使用されています。


・濃度と可視光線透過率の関係

濃度の数値と可視光線透過率の数値は正反対の数値になります。

例①濃度15%(可視光線透過率85%)

計算式:100-15=85

濃度15%は薄目の色になります。


例②可視光線透過率15%(濃度85%)

計算式:100-15=85

可視光線透過率15%は濃い色になります


実際の計算式は小数点以下の数字等でもっと複雑になっています。


表記の色と実際の色

カラーレンズは表記の色と実際の色の濃さの感じ方に差が出る場合があります。

画像やサンプルで見た時より濃かったり、薄かったり感じる場合があります。


原因

・レンズのコート、材質、厚みの差

・レンズの大きさ、形状

・カラーのグラデーション具合※

・装用時の眼と眼の周囲の肌の色味

・経年変化

・照明環境の差

・カラーレンズを掛けた状態で見本を見た

等、様々な事が挙げられます。

メガネのレンズの特性的にすべてを防ぐことが難しいことなので、注意が必要です。

※グラデーションとは下方に向けて色が薄くなっているカラーの事を指します。


グラデーション濃度15%イメージ画像



カラーレンズの危険性

またカラーレンズは使用環境と濃さによっては日本工業規格(JIS)で使用が禁止されています。

視力が低下する場合があり、危険があるのでご注意ください。

※基本的に罰則などはありませんが危険なので使用はお控えください


日中から夜間問わず、車両の運転と路上での使用

濃度92%以上または視感透過率8%以下のレンズは使用が禁止されています。


夜間、夕暮れ時の車両の運転と路上での使用 濃度25%以上または視感透過率75%未満のレンズは使用が禁止されています。


また、視力が低下している場合やお年を召している場合は屋外での使用だけでなく、室内でも危険性があるのでご注意ください。



#カラーレンズ


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