メガネフレーム 素材の種類
今日はメガネに使われている素材について、それぞれの特徴を説明します。
毎日顔に付けるメガネについて少しでも知ってもらえたら幸いです。
メガネの素材は大きく分けて「メタル系」 「プラスチック系」 「樹脂系」 「動植物系」の4つに分ける事ができます。
◆メタル系
素材の軽さと強度、フィット感のバランスが優れています。基本的には素材の上にカラーコーティングをしていますが、汗や整髪剤などで劣化することもあります。
金属アレルギーがある場合は注意が必要です。
純チタン
軽さと強度のバランスの良さから、最も多く使われています。
チタン合金 各種
純チタンに比べ多少重いですが、柔軟性があり、特にフィット感に優れています。
チタン合金の中にも様々な種類があります。
金
18金のフレームは一般的に純金に銀や銅、 パラジュ―ムなどを合金して強度を上げ、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドに加工したものです。
アレルギーが少なく、適度な柔らかさがあり、肌へのあたりが良いのが特徴です。
また、表面や一部の装飾だけが24金、18金、14金のものもあります。
その他
その他にもプラチナやステンレス合金、コバルト合金など様々な材質があります。
◆プラスチック系
メタル系の材質に比べ比較的価格が安く、若干重さはありますが、カラフルなフレームが多く、ファッションアイテムとして優れています。
セルロイド
プラスチック系のフレームの総称である「セル枠」のもとになっている素材です。
若干は燃えやすいという特徴等を理由に生産量は減りましたが、風合いや中に芯となる金が入ってないデザインなどから現在でも生産しています。
アセテート
一番一般的なプラスチック素材です。
弾力性はセルロイドにやや劣るものの、セルロイドより燃えにくく、軽いのが特徴です。
オプチル
セルロイドやアセテートに比べると最も軽い素材です。しかし耐衝撃性は劣っています。
◆樹脂系
基本的に軽く弾力性が強い材質ですが、レンズを入れる部分であるフロントが樹脂になっているフレームは、顔に合わせた調整ができず、メガネとしては不良品であるものもあります。
細かい調整には向いていない素材ですが、素材の中で特に価格が安いのが、特徴です。
TR素材
とても軽く、弾力性に優れた素材です。また薬品等による変色も少なく、医療用に使われている材質だけあって、体に優しい素材です。
ウルテム
とても軽く、TR素材より優れた弾力性をもっています。また、医療用だけでなく、航空機部品や幼児の食器などにも使用されているので、安全性にも優れています。
◆動植物系
全体的にアレルギーが無いのが特徴です。高価なものが多く、個性的なフレームが多いです。
また、お手入れや使い方には注意が必要です。
基本的には芯となる金属が使われていないので、大切に使用する必要があります。
べっ甲
タイマイという亀の甲羅を使った素材です。タイマイの輸入自体が禁じられているために希少価値が高く、職人の技による修理が可能なのが特徴です。
バッファロー・ホーン
水牛の角を加工して作られた素材です。他の素材との融合が可能で、カラフルなフレームが出始めています。
天然木
天然の木材を加工した素材です。染色もでき、木目を生かしたデザインのフレームが多いです。
※紹介した素材以外の素材もあります。
次回はフレームの形の種類についてお伝えします。
#天然木
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