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屈折レンズ(薄型レンズ)の注意点

宮澤良平

メガネレンズには1.60、1.67、1.74というように屈折率という数値があり、その数値が大きい程レンズが薄く作成できます。

基本的に屈折率の大きいレンズほど高価格になります。



高屈折レンズ(薄型レンズ)のデメリット

①重量

高屈折レンズ゙は同体積当たりの重量は重くなるので、度数によってはレンズが重くなってしまう場合があります。


②強度

メガネレンズは屈折率が上昇するにつれて弾力が減り、割れやすくなります。

レンズメーカーによっては、屈折率1.74のレンズではレンズに穴をあけて加工するフレーム(フチなしフレーム)の作製ができない場合があります。


③黄ばみ

屈折率1.60のレンズと屈折率1.74のレンズを比較した場合、屈折率1.74の方が黄ばみがあります。

これは屈折率を高くするために硫黄が混ざっていることが原因です。


④にじみ

高屈折レンズは視界ににじみを感じる場合はります。

高屈折レンズの「アッベ数」という数値が低く、光が分散してしまうことが原因です。


まとめ

度数が強い場合でもメガネレンズは高屈折レンズを使用するだけでなく、加工方法やレンズ設計、フレーム選定でも薄くすることができます。

また、度数によってはレンズが薄すぎてレンズの強度が足りなかったり、加工自体ができない場合があります。

藤原メガネでは一人一人のお客様に適したフレームとレンズをおすすめします。

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