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メガネフレーム 素材編

  • 宮澤 良平
  • 2015年11月10日
  • 読了時間: 3分

今日はメガネに使われている素材について、それぞれの特徴を説明します。

毎日顔に付けるメガネについて少しでも知ってもらえたら幸いです。

メガネの素材は大きく分けて「メタル系」 「プラスチック系」 「樹脂系」 「動植物系」の4つに分ける事ができます。

◆メタル系

全体的にメガネに適している材質です。素材の軽さと強度、フィット感のバランスが優れています。基本的には素材の上にカラーコーティングをしているので、汗や整髪剤などとの相性はあまりよくないフレームもあります。

純チタン

軽さと強度のバランスの良さから、最も多く使われています。基本的にアレルギーがありません。

チタン合金

純チタンに比べ多少重いですが、柔軟性があり、特にフィット感に優れています。

18金のフレームは一般的に純金に銀や銅、 パラジュ―ムなどを合金して強度を上げ、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドに加工したものです。

アレルギーが少なく、適度な柔らかさがあり、肌へのあたりが良いのが特徴です。

その他

その他にもプラチナやステンレス合金、コバルト合金など様々な材質があります。

その他の素材のフレームは、より良いものを作ろうとして、一般的なチタンや金を使わずに新たな価値を見出すために造られたフレームと、コストを抑えるために造られたフレームの二つに分かれていると言えます。

◆プラスチック系

メタル系の材質に比べ価格が安く、若干重さはありますが、カラフルなフレームが多く、ファッションアイテムとしては勝っています。

セルロイド

プラスチック系のフレームの総称である「セル枠」のもとになっている素材です。

現在は燃えやすいという特徴からあまり使われていません。

アセテート

一番一般的なプラスチック素材です。

弾力性はセルロイドにやや劣るものの、セルロイドより燃えにくく、軽いのが特徴です。

オプチル

セルロイドやアセテートに比べると最も軽い素材です。しかし耐衝撃性は劣っています。

◆樹脂系

基本的に軽く弾力性が強い材質ですが、レンズを入れる部分であるフロントが樹脂になっているフレームは、顔に合わせた調整ができず、メガネとしては不良品であるものもあります。細かい調整には向いていない素材ですが、素材の中で特に価格が安いのが、特徴です。

TR素材

とても軽く、弾力性に優れた素材です。また薬品等による変色も少なく、医療用に使われている材質だけあって、体に優しい素材です。

ウルテム

とても軽く、TR素材より優れた弾力性をもっています。また、医療用だけでなく、航空機部品や幼児の食器などにも使用されているので、安全性にも優れています。

◆動植物系

全体的にアレルギーが無いのが特徴です。高価なものが多く、個性的なフレームが多いです。

べっ甲

タイマイという亀の甲羅を使った素材です。タイマイの輸入自体が禁じられているために希少価値が高く、職人の技による修理が可能なのが特徴です。

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StartFragmentバッファロー・ホーンEndFragment

水牛の角を加工して作られた素材です。他の素材との融合が可能で、カラフルなフレームが出始めています。

※紹介した素材以外の素材もあります。

次回はフレームの形の種類についてお伝えします。

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