眼の紫外線対策の真実
- 宮澤 良平
- 2016年6月2日
- 読了時間: 2分
本日は紫外線対策について一般的な認識の誤りについて紹介します。

サングラスより無色のメガネ?
メガネによる紫外線対策について思い浮かぶのは「サングラス」だと思います。
しかし、紫外線対策にサングラスを掛けるのは必ずしも正解ではありません。
場合によってはサングラスより、色のついてないレンズの方が紫外線対策に適している場合もあります。
サングラスで瞳孔が開く?
人間は明るい所では瞳孔が狭まり、暗い所では瞳孔が開きます。
それは暗い所で少しでも光を目に多く入れ、視力を向上させるためです。
瞳孔が開くと眼の中には多くの光が入る事になり、紫外線も多く目に入ります。
サングラスをかけると、視界が暗くなるので、瞳孔が開き、多くの紫外線が目の中に入ります。
眩しさと紫外線は別?
基本的に紫外線は肉眼で見る事はできません。
つまり、まぶしさをカットするだけでは紫外線のカットはできません。
紫外線カットの記載がないサングラスには特にお気をつけください。
紫外線カットレンズの常識
現在、メーカーの正規品のメガネレンズはほぼすべてに、レンズの色の有無にかかわらず紫外線カット機能は備え付けられています。
基本的にすべての無色のレンズで99.9%の紫外線を追加料金なしでカット出来ます。
やっぱりサングラス?
紫外線は様々なものに反射する性質を持っています。
それはメガネのレンズの裏面も同じです。
サングラスは比較的、レンズが大きく、眼を包み込むような形状をしている商品が多いので、隙間から紫外線が反射量が少なく、形状的には、紫外線対策に適しています。

正しい紫外線対策
近年は各メーカーで、レンズの裏面から反射して目に入る紫外線をカットするコーティングが販売されています。
レンズのカラーは眩しさを軽減する程度に入れ、裏面の紫外線をカットするコーティングにするのが、紫外線対策になります。

