眼科処方箋でのメガネの購入④
本日は眼科処方箋でのメガネの購入の「フィッティング」について紹介します。
処方箋でのメガネの購入の流れ
1 眼科で度数の測定
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2 メガネ店で処方箋を見せる
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3 フレームとレンズ設計を選ぶ
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4 レンズを入れる前のフレーム調整
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5 アイポイント(視線とレンズの交錯点)を測定する
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7 レンズを入れた後の最終調整
(特注レンズの御注文日より場合5日程度かかります)
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8 掛け心地、見え心地の確認
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9 眼科でメガネが処方箋どおりか確認
フレームのフィッティング
眼科で測定した場合でもメガネ屋でフレームの調整である「フィッティング」をする必要があります。
フィッティングを適切にしなかった場合、レンズの度数が適切でも、快適に見えない場合があります。
単純に掛け心地の良し悪しだけでなく、見え方にも影響してきます。
美観的には下の画像のように眼の位置がレンズの縦幅に対して4:6が理想と言われています。
眼とレンズの距離
メガネレンズの度数は眼から12mmにあることを想定して作られています。
眼とレンズの距離を適切に調整しないと、度数がずれた状態になります。
レンズの目に対する位置
メガネレンズ中心が一番正確に度数がでています。
その中心から視線がずれてしまうと、見えるものの位置や度数がずれてしまいます。
神経や血管の圧迫
メガネフレームは適切に調整しないと鼻や耳、こめかみを圧迫してしまいます。
跡が付くだけでなく、場合によっては擦れることで、ただれてしまう場合もあります。
以上のようにフィッティングは適切にしないと様々な問題が生じてきます。
メガネはフィッティングをして初めて完成します。
始めから一人一人の顔に適したフレームは基本的に存在しません。
メガネを作るには以上のように度数を測定する以外にも様々な作業があります。そのすべての作業のどれが欠けていても快適なメガネはできません。