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宮澤 良平

レンズを薄く、軽く作る方法 素材編

本日は度の強い方のレンズを薄く、軽く作る方法を紹介します。

メガネレンズの種類は薄さの違いだけでも20種類程度あり、様々な要素で最適な商品が決まります。

お客様自身で最適なレンズを決めるのは中々難しいと思います。

当店ではお客様のレンズ選びを具体的な薄さや重さを計算して、専門的知識でサポートします。

素材で薄く、軽く

基本的にメガネレンズは素材の屈折率が多くなれば薄く作る事ができます。

プラスチックレンズの素材の屈折率は【1.50】【1.53】【1.60】【1.67】【1.70】【1.74】】等の種類があります。

またガラスレンズの素材は【1.80】【1.90】など、プラスチックレンズより高い屈折率の商品があります。

注意点

レンズの素材は屈折率が上がるにつれて薄くはなりますが、素材自体の重さが増し、さらににじみが出るという特徴があります。

左:屈折率の低いレンズ

右:屈折率の高いレンズ

ガラスレンズの場合はかなり重くなり、にじみも出やすくなります。

また、度数によっては薄型の素材を使用しても0.1㎜程度しか薄くならず、重くなるというケースがあります。

どんな度数でも薄型素材を使えば最適という訳ではないので、お店側の知識が必要になります。

結論

レンズの薄さや軽さはレンズの素材だけでなく、

・レンズの設計

・フレームの形

・フレーム大きさ

・瞳孔間距離

・アイポイント(視線)

・加工方法

等のたくさんの要素で薄さと重さが決まります。

当店では、フレームの形状を機械で読み取り、各種要素をできるだけ加味してレンズの厚みと重さを具体的な数字で提示しております。

実際の素材ごとの重さと軽さを比べたうえでレンズを選ぶことができます。

次回はレンズの設計によって薄く、軽く作る方法を紹介します。

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