宮澤 良平
メガネが眼に合わない原因
メガネは様々な事が原因で見えにくかったり、違和感があったり、様々な不調が体に現れたりして快適に使用できない場合があります。
本日は、その原因について紹介します。
メガネの眼に合わない原因
①度数
メガネの度数は近視・遠視、乱視、乱視の軸があり、その組み合わせで決定します。
さらに左右のバランスも必要になってきます。
以上のいずれかが適切でない場合は違和感の原因になります。
度数は平均で約2年半で変化すると言われています。
また、最新の測定機器だとしても10分程度の短時間では正確な度数は測定できません。
メガネを掛けても快適に感じない原因のなかでも、度数が適切でないケースが多いです。
②単焦点レンズの設計(遠く用、近く用等)
遠く用と近く用等のメガネレンズには「球面設計」「外面非球面設計」「内面非球面設計」「両面非球面設計」と言ったよう設計に種類があります。
度数の強弱やメガネ履歴、フレームの形状などを考慮して、適切な設計のレンズを選択する必要があります。
③累進レンズの設計、タイプ(遠近両用、中近両用等)
遠近両用レンズや中近両用レンズには様々なグレードや設計の種類、タイプがあり、それぞれの生活や年齢に適したレンズを選択する必要があります。
特に初めて累進レンズを使用する場合や、お年を召してきた場合は視野の広いグレードの高いレンズがおすすめです。
④フレーム調整(フィッティング)
メガネフレームは、眼とレンズの距離や角度、レンズの視線が通る位置(アイポイント)が適切でない場合は、適切な度数ではない状態で見る事になります。
また接触部分(鼻、こめかみ、耳)の調整が適切でない場合、ずり落ちたりするだけでなく、接触面の痛みやかぶれ、頭痛などの原因にもなります。
⑤枠入れ加工
メガネレンズをフレームに入れる加工(枠入れ加工)の際に、測定したアイポイントと左右の眼の距離(PD)を合わせた加工でないと違和感がある場合があります。
⑥プリズム
斜視や斜位がある場合は、レンズにプリズムという位置のずれを矯正する要素をいれないと物が二つやダブって見えたり、違和感や頭痛などの症状がある場合があります。
場合によっては眼科での処置が必要な場合もあります。
⑦レンズの傷
レンズの傷やコート剥げ等の影響で、光が乱反射して目に入ってしまったり、レンズの透明度が低下してしまったりして快適ではない場合があります。
⑧その他
他には薄型レンズの場合に文字や蛍光灯などがにじんで見えてしまうケースや、使用環境に適していないレンズのカラー濃度で眩しい、もしくは暗いと感じて快適でないケース、眼病が原因のケース等もメガネが眼に合わない原因として考えられます。
以上の一つでも適切でない要素があると、メガネを快適に使用できない場合があります。
当店では上記の事を踏まえ、快適なメガネの提供を心掛けています。
また、健康な眼でも度数は変化します。
さらに、毎日の掛けはずしなどでフレームもレンズも傷んできます。
メガネと眼は定期的なチェックが必要です。
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