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宮澤 良平

テーマ:「メガネレンズの慣れ」Ⅱ

本日は「メガネレンズの慣れ」について紹介します。

レンズに慣れるのには様々な要因で個人差がでます。

慣れに影響する要因

Ⅰレンズ設計の変更

 ゆがみやゆれの変化

Ⅱ度数の変更

度数の変化、左右のバランス、レンズの中心の位置等

Ⅲフィッティング

 適切に行わない事での度数のずれ

Ⅳフレーム形状の変更

 レンズの大きさによる視野の変化、視線に入るフチの変化

Ⅱ度数の変更

度数の変化

新しく作ったメガネの度数を変更する際は前に掛けていたメガネの度数によって、慣れやすさに差が出る場合があります。

例えば、前に掛けていたメガネが眼に対して強すぎた場合、新しい度数が通常は適切だとしても弱く感じる場合があります。

逆に弱すぎた場合は強く感じる事もあります。

前に掛けていたメガネを参考にした度数の選定が大切です。

左右のバランス

メガネは片目でみた場合に適切な度数だとしても、両目で見た場合に適切な度数だとは限りません。

両目で見た時のバランスを加味した度数でない場合、慣れにくい場合があります。

度数の測定の際には両目で見た時のバランスもきちんと測定する必要があります。

レンズの中心

メガネレンズはフレームに入れる際に中心を視線に合わせて加工します。

左右の眼の距離(PD)と、視線の高さを測定し、視線と中心を合わせないと、物がずれてみえたり、正確な度数がでません。

左右の眼の距離(PD)と、視線の高さは機械では正確には測れないので、きちんと測る必要があります。

フレームがずり下がってたりすると中心を合わせていたとしても快適に使用できない場合があります。

次回は「メガネレンズの慣れ」のⅢフィッティングについて紹介します。

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