メガネレンズの種類 多焦点レンズ
本日は、多焦点レンズについて紹介します。
多焦点レンズとは
遠近両用レンズや中近両用レンズ等、一つのレンズで複数の度数が存在するレンズの事を指します。
多焦点レンズは複数の距離にピントを合わせることができますが、視野の端にゆがみやゆれを感じるなどのデメリットもあります。
多焦点レンズの種類
・遠近両用レンズ
一つのレンズに遠く、中間、近くのすべての距離にピントを合わせることのできるレンズです。
また、遠く重視、中間から近く重視といったようにさまざまな種類があります。
・中近両用レンズ
一つのレンズに中間と近くの距離にピントを合わせることのできるレンズです。
パソコンなどのデスクワークに適しているタイプや、室内作業全般に適しているタイプなどがあります。
多焦点レンズのグレード
【グレード1~2】
一般的な遠近両用レンズ
一般的な両面設計レンズ
上位のグレードに比べ慣れにくく、視野が狭く、ゆれ歪みを感じる設計のレンズです。基本的に古い設計のレンズが多く、現代のスマホ、パソコン、大画面テレビのある生活には適していません。
【グレード3】
内面累進レンズ
下位のレンズに比べ視野が広く、慣れやすいレンズです。
設計の新旧によりますが、比較的多くの世代にご利用いただけるレベルのレンズです。
最新設計の商品もあります。
様々なフレームの形状に対応しやすいのも特徴です。
【グレード4~6】
両面融合設計レンズ
各社様々な名称で呼ばれていますが、視野の広さとピントの合いやすさは下位のレンズよりかなり優れています。
近年インディビジュアルレンズが開発されるまでは最上位だったグレードです。
またこのグレードの中でも両目の度数のバランスの調整等による、視野の広さとピントの合いやすさのグレードによる差があります。
【グレード7~10】
インディビジュアルレンズ
各社両面融合設計に加え、「レンズと眼の距離と角度」を設計に取り入れ、視野の広さとピントの合いやすさを高めた、最上級のオーダーメイド設計のレンズです。
このグレードの中にも、左右の度数差による物のずれや、更なる視野広さの向上、選べるタイプの数等でグレードの差があります。
レンズのグレードによるの差を紹介しましたが、同じレンズのでも遠くの見易さ重視、中間の見易さ重視といったように、最大で72タイプもあります。
多焦点レンズは単焦点以上に、レンズのタイプが適切でなければ快適にご使用できない場合があります。
しかし、膨大なレンズの種類やタイプの中からお客様自身がお選びいただくのはかなり難しいと思います。
当店ではレンズをお選びいただく際に、テストレンズでグレードによる見え方の違いを体感して頂き、お客様の度数、生活スタイル、前のメガネ等々、様々な情報を基にレンズ選びを
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