メガネ型ルーペ よく見えない場合の対処法
宮澤良平
メガネ型ルーペは誰でも快適に使用できる商品ではありません。
実際にお試しになって快適に使用できるか確認してから購入することをおすすめします。

メガネ型ルーペ
ルーペ(拡大鏡)をメガネ型にした商品です。
倍率によって眼から20cm~50cm程度の距離のものが大きく見えます。
例えば、1.6倍と記載が有る場合は、
「見たいものを眼に近づけて見た時の最大の大きさ」と、
「同じ距離で使用しない状態で見た時の大きさの差」
が1.6倍である事を指します。
ごく限られた距離でのみ拡大されるので、
見たいものの眼からの距離を調整しなければ倍率が高くても快適に見ることはできません。

よく見えない場合の対処法
メガネ型ルーペは拡大することが目的でメガネのようにピントを
合わせる目的で作られていません。
拡大率が大きく、距離が適切であったとしても、ピントが合っていないと快適に見ることはできません。
ピントが合わない原因である近視、遠視、乱視、老眼がある場合は、眼科やメガネ店で屈折測定をして作成する「適切な老眼鏡や遠近両用メガネ等」を掛けた上からメガネ型ルーペを使用しないと快適に使用できない場合があります。
適切なメガネを使用すればメガネ型ルーペがなくても快適に見える場合もあります。
注意点
見えにくい状態のメガネ型ルーペを長時間の使用すると、ふらつきや吐き気、眼の痛み、眼精疲労等の原因にもなるので注意が必要です。
また、近い距離しか見えないので歩いたり、眼から約50cmより遠い距離を見たりするのには適していません。
仮にメガネ型ルーペで遠くが見やすくなった場合は、常に眼に負荷がかかっている状態の遠視の可能性が高いので、適切なメガネの購入をお勧めします。

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