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メガネレンズ 球面レンズ・非球面レンズ編

  • 宮澤 良平
  • 2015年11月2日
  • 読了時間: 3分

普段お掛けする「遠くを見る用のメガネ」や、「近くを見る用(老眼鏡)」のメガネのレンズには

大きく分けると

【球面レンズと非球面レンズ】があります。

本日はこの球面レンズと非球面レンズについて詳しくご説明します。

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※球面レンズと非球面レンズを比べた場合 

球面レンズ

メリット

 ◆レンズにカーブが付いているのでサングラスなどのカーブが付いたフレームに適している。

 ◆価格が比較的お手頃。

デメリット

 ◆度数によっては周辺の視界が歪んで見えたり、ちらついて見える。

 ◆非球面レンズに比べてレンズの厚みがある。

非球面レンズ

メリット

 ◆球面レンズに比べ、強い度数による周辺の歪みや、ちらつきが少なく、視野が広がる。

 ◆球面レンズに比べて、レンズの厚みを薄くできる。

デメリット

 ◆価格が比較的高い。

 ◆球面レンズに比べ、未熟な加工技術による不具合が起きやすい。

 ◆フレームの本来の形を変形させないと、レンズが入らない場合がある。

                                 ※画像はイメージです。

以上の様に球面レンズと非球面レンズはそれぞれ特徴があり、お客様の眼の度数やお気に入りのフレームによって適しているかが決まってきます。

また、非球面レンズには

外面非球面、両面非球面、内面非球面】の三種類があります。

※各非球面レンズを比較した場合

外面非球面レンズ

メリット

 ◆遠視、近視が強い場合の視界の歪みやチラつき、視野が狭くなるのを特に緩和する。 

 ◆非球面のなかでは価格が比較的安い。

デメリット

 ◆乱視が強い場合は視界の歪みやチラつきがでて、視野が狭くなる。

 ◆両面非球面レンズに比べるとレンズが厚くなる。

補足

【一般的な非球面レンズで、片面非球面、非球面レンズと表記されることが多いです。】

両面非球面レンズ

メリット

 ◆外面・内面非球面の特徴を合わせ持ち、遠視、近視、乱視が強い場合の視界の歪みやチラつき、視野が狭く  なるのを緩和する。

 ◆全レンズの中で一番薄くできる。

デメリット

 ◆価格が高い。

 ◆最上級のレンズでないとフレームの本来の形を変形させないと、レンズが入らない場合がある。

補足

【ニコン・エシロール社の「シースタイル」いう両面非球面のレンズは非球面でありながら、レンズにカーブをつけることができ、レンズにカーブをつけた事による”ゆがみ”を修正する設計になっていて、フレームの形を崩さずに最高性能のオーダーメイド設計のレンズをつくることができます。】

※画像はイメージです。

内面非球面レンズ

メリット

 ◆乱視が強い場合の視界の歪みやチラつき、視野が狭くなるのを特に緩和する。

 ◆両面非球面より安価にレンズにカーブをつける事ができる。

 ◆カーブをつける事で視野を広げる事ができる。

デメリット

 ◆カーブが付いた事で、レンズが厚くなる場合がある。

補足

【HOYA社の「ニュールックスRFシリーズ」はカーブをつけた事による”ゆがみ”を修正する設計になっていて、度数によっては、一般的な両面非球面レンズと同等かそれ以上の性能を発揮することができます。】

※画像はイメージです。

藤原メガネでは、お客様の眼の度数、ご予算、ご希望、ライフスタイル、お気に入りのフレーム等から総括的に一番適しているレンズをおすすめします。

お気軽にご相談ください。

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