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メガネの日特集 メガネレンズの歴史①

  • 宮澤 良平
  • 2016年9月8日
  • 読了時間: 2分

本日は10月1日の「メガネの日」にちなんで、メガネレンズの歴史を日本のメガネレンズメーカーでトップのシェアのHOYAのメガネレンズの歴史を中心に紹介します。

1962年(昭和37年) HOYAレンズ発売開始。

HOYAの単焦点レンズが販売されました。

当時はガラスレンズが主流で、現在のガラスレンズに比べて重く、厚いレンズだったようです。

また、現在のようなレンズのコーティング技術がないため、ライトなどを見ると、ゴーストと呼ばれる、光源のダブりや反射が眼に入ったりしたと思います。

1967年(昭和42年) 遠近両用レンズ「バリラックス」販売開始

1951年にフランスのエシロール社が世界で初めて開発した境目のない遠近両用レンズである「バリラックス」をHOYAが販売を始めました。

現在バリラックスシリーズはニコン・エシロール社が販売しています。

現在の遠近両用レンズに比べ、日本の縦文字文化に対応していない点や、

視野の狭さからかなり使いづらかったと推察されます。

1971年(昭和46年) HOYA製バイフォーカルレンズ販売開始

HOYA製のバイフォーカルレンズ(境目のある遠近レンズ)が販売されました。

当店では現在でも購入希望者の方がいらっしゃいます。

また、ガラスの非球面素材も販売され、レンズが薄く、軽く作れるようになりました。

さらに翌年にはプラスチック素材の単焦点レンズとバイフォーカルレンズの反射防止コートのレンズも販売されますが、傷が付きやすい事を理由にまだまだガラスレンズが主流の時代は続きます。

ちなみに当時発売されたプラスチックレンズである「ハイルックス」は現在でも販売しています。

1976年(昭和51年) ロングセラーガラスレンズ「LHI」販売開始

ガラスの軽さと薄さを兼ね備えたレンズである「LHI」の販売が開始されました。

この商品は現在でも販売されているロングセラー商品です。

当時のプラスチック素材よりも薄く作れました。

しかし、重さはプラスチックの倍以上あります。

1985年(昭和60年) HOYA製初の遠近両用レンズ販売開始

HOYAではエシロール社の約30年以上遅れて自社の遠近両用レンズを販売しました。各レンズメーカで遠近両用レンズは販売されていましたが、当時は近くを見る時に左右の目が内側による(より目)を考慮できなかったので、レンズを傾けてフレームに入れる必要があったり、現在に比べるとかなり質が悪く普及できるレベルではなかったようです。

次回は遠近両用レンズのレベルが飛躍的に向上する平成以降の歴史を紹介します。

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