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宮澤 良平

眼科処方箋でのメガネの購入③

本日は眼科処方箋でのメガネの購入のフレーム選びを紹介します。

処方箋でのメガネの購入の流れ

1 眼科で度数の測定

2 メガネ店で処方箋を見せる

3 フレームとレンズ設計を選ぶ

4 レンズを入れる前のフレーム調整

5 アイポイント(視線とレンズの交錯点)を測定する

7 レンズを入れた後の最終調整(特注レンズの場合5日程度かかります)

8 掛け心地、見え心地の確認

9 眼科でメガネが処方箋どおりか確認

 フレーム選びの大事さ

眼科処方箋でメガネを作る場合でもフレーム選びはとても大切です。

メガネのフレーム選びはデザインの好みだけで選ぶと快適なメガネでなくなる場合があります。

【例】①強い遠視や老眼用レンズ⇒ナイロールフレームやフチなしフレーム

レンズを糸で吊っているナイロールフレームやレンズに穴を空けるフチなしフレームはレンズの端が薄くなる遠視や老眼用レンズの場合に、端の厚みが足らず、わざわざレンズを厚くする加工が必要になる場合があります。

【例】②目から目の距離(PD)が狭い方にレンズの大きいフレーム

メガネレンズはフレームに入れる際に、PDと眼の高さを基準に中心を合わせます。

PDに対してフレームのレンズが大きい場合レンズの大きさが足らず、作成できない場合があります。

以上の2パターンは、メガネ屋がきちんとレンズの各数値の計算を行った上でレンズをお勧めしないとレンズが重く、見栄えも悪いメガネになってしまいます。

また、レンズが薄いまま作成した場合は、使用しているうちに簡単にレンズが欠けたり、亀裂が入ったりする場合もあります。

【例】③強い度数や遠近両用レンズ⇒ハイカーブフレーム

フレームのカーブが強い場合は視野が歪んで見える場合があります。

その場合にはフレームカーブを設計に考慮した設計のレンズが必須になります。

また、フレームのカーブに合ったレンズにしないと、フレームのデザインを損なってしまいます。

その場合もカーブを付ける事の出来るレンズ設計にする必要があります。

以上の他にも一人一人の度数やレンズ設計とフレームの相性を加味しないでフレームを選ぶと様々な問題がでてきます。

またフレームのサイズも顔の大きさに適したサイズにする必要があります。

フレームのサイズに関しては限界がありますが、「フィッティング」で調製することも可能です。 

メガネ店では様々な事を加味してレンズとフレームをお勧めする必要があります。

次回はフレームを顔に合わせて調整する「フィッティング」について紹介します。

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