遠近両用メガネのデメリット
本日は遠近両用メガネのデメリットについて紹介します。
遠近両用メガネは全ての距離に焦点が合う便利なメガネですが、デメリットもあります。
《デメリット》 ① ゆれ、ゆがみ、ぼやけ
一枚のレンズで遠くから近くの度数に変化させていることでレンズの端で見た時や、正面を見た時の周辺部にゆれ、ゆがみ、ぼやけがあり、慣れにくい場合があります。
ゆれ、ゆがみ、ぼやけが大きくなる原因
・「度数」「左右の度数のバランス」
全てのメガネに言えることですが、左右の度数のバランス悪いと、慣れにくくなります。
精密な検査が必要です。
どんなに優れた機械を使用しても10分程度では正確な度数とバランスは分かりません。
・レンズの「位置」「距離」「角度」
単焦点レンズ以上に適切でない場合の悪影響が強くなります。
メガネを顔に合わせる「フィッティング」が必須です。
フレームによっては「フィッティング」が困難な場合もあります。
・老眼の進行による加入度の増加
基本的にお年を召してくると誰でも加入度は増えていきます。
加入度が増えてくるとどのグレードの遠近両用レンズでも歪みは大きくなります。
加入度に適した性能のレンズと度数の加減が必要です。
・レンズのグレード(性能)
求める快適さに適してないグレードのレンズが原因の場合もあります。
実際にグレードの異なるレンズを検査の段階で比べる事で原因がわかる場合があります。
遠近両用レンズのデメリットの殆どはメガネ店の技術と知識でカバーできます。
様々な設計、度数をテストレンズで体験していただいた上でも、お年を召してから初めて掛ける場合や、過去の経験等で合わない場合もあります。
次回は単焦点レンズについて紹介します。