宮澤良平
メガネの修理に接着剤はNG?
メガネフレームは折れたり、曲がったり、塗装が剥げたりしても基本的に修理が可能ですが、接着剤を使用して修理や応急処置をした場合は、きちんとした修理が出来なくなる場合があります。
メガネの修理に接着剤の使用はおすすめできません。
接着剤の使用がおすすめできない理由
①修理ができなくなる
メガネの金属部分が折れてしまった場合の修理は「ロウ付け」と言われる、溶接のような作業を行います
また、樹脂部分の場合は熱や溶剤で溶かして接着します。
接着剤が修理箇所に付着していると、それらの修理や部品交換等ができなくなる場合や、再メッキや塗装、研磨等で修理代金が増す場合があります。
②接地面積が不足
メガネフレームのように細い箇所の修理には接着剤の接地面積が足りません。
一瞬くっついてもすぐにはがれてしまう場合があります。
一部では接地面積が少なくても接着できる接着剤もあるようです。
③強度不足
メガネは掛け外しをするので、一定以上の強度が必要です。
接着剤で接着できたとしても、使用しているうちにすぐにまた壊れる可能性が高いです。
④接着角度の不備
強力な接着剤等でしっかりと接着できたとしても、接着した角度が誤っていると掛け心地が悪くなります。
⑤フィッティング
メガネのかけ後心地はフレーム調整(フィッティング)することで改善できますが、接着剤で接着した部位によってはフィッティングができなくなります。
⑥レンズ・プラスチック部分の変色、溶解
レンズやプラスチック部分に接着剤が付着してしまうと白く変色したり、溶けてしまう場合があります。
フレームはある程度は修理が可能ですが、レンズは基本的に修理が出来ません。
メガネが故障したら
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